ペイアウト率としても知られる還元率は、賭けた金額に対して、どれくらい戻ってくるか期待できるかという割合を意味します。期待値や払戻率という言い方もありますが、いずれも還元率と同じような意味で使われています。
当然ですが、ギャンブルは必ず胴元が儲かる仕組みになっているので、この数字が100%になることは稀です。仮にもし100%のギャンブルがあるとすれば、プレイヤーは毎回プラス収支でゲームを終えることになるので、胴元はやがてジリ貧になってしまいます。
しかし、一般的にオンラインカジノは還元率が高いことで知られていますし、95%以上になることも少なくないです。
実際はゲームの種類によって誤差が生じるので、だいたい97%前後ということになるでしょう。
約97%がどれほど高い数字かといえば、他のギャンブルの還元率と比較すると簡単に分かります。全体的に見て特に低いのは宝くじで、誰もが一度は購入した経験があるものですが、その還元率は約40%と最低ラインに位置します。ただし、宝くじは非課税で高額賞金が出ても課税されませんから、そこはオンラインカジノなどにはない特徴として念頭に置いておく必要があるでしょう。また売上金は公共事業などに使われるので、ただ単に収益を大きくする為に宝くじの還元率が低く設定されているわけではないです。宝くじ以外のギャンブルと比較してみると、競馬や競輪は約70%でオートレース、ボートレースは約75%となります。より大衆的なパチンコ、パチスロは約80%に到達しますから、オンラインカジノより低いものの、比較的還元率が高いことは理解できます。
実は、還元率とペイアウト率は少し定義が異なり、厳密にいうと前者は賭けた金額から胴元の取り分を引いて、更に賭け金で割った数字です。対する後者は、1回あたりのベットでどれくらいの払い戻しが受けられるかを表します。
還元率を比較して分かるのは、オンラインカジノの胴元の取り分は極端に少なく、プレイヤーが払い戻しを受けられる分が大きいということです。
